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永遠の0 [映画]

治療中の歯がとりあえず年内に治療完了です。
まだ、他の気になる歯は翌年持ち越しですけどね[たらーっ(汗)]
あと、年内休日にお年玉用お札を確保する為に[銀行]両替。
そして、映画館へ行って参りました。


観た映画はタイトルどおり『永遠の0』です。
映画化の話をよく知らずに原作を読みきったのが夏。
映画化を知らなかったってもう、映画好きとは言えない私・・・。

でも、映画化を知らずに原作を読んだのは良かった。
役者さんのイメージでは読んでなかったので
読書中は至るところで涙し、主人公“宮部久蔵”を自分の中で作り上げていた。
キライじゃないんですけど岡田准一はイメージと違うと・・・。

そもそも、彼の出演作品って映画版SPをTVで観たくらいなので
役者としての力量をよく分からない。
個人的に元気が出るTVでジャニーズ入りが決まった、
もの凄くラッキーでV6の中で一番お金稼いでそうな人。
ま、“元気~”の時にキレイな子だぁ。とオーディション合格に喜んでましたが[わーい(嬉しい顔)]

さて、実際に映画を観てきました。
宮部久蔵は岡田准一で良かったよ。
他の主要キャスティングも絶妙だったよ。

もうね、至るところで泣けてくるのです。
この言葉は正しくはないと思うのですが、戦争を知らない世代の戦争感は
自分の聞かされてきた事や学校で学んだ事、
学んだ以上に知りたい人は自分で勉強したり調べたりして思った事、
人それぞれだと思います。
戦争を否定するのも肯定するのも同じで。
この部分は体験された方も同じかな。
勿論、想いは比べものにならないですけど。

妄想族(妄想癖があるとも言いますが)なので、
原作を読んでいる時も今までに観た戦争映画を参考にした映像が浮かんでいました。
中身はオッサンでも、戦闘機や戦艦に関しては疎いので
実際の映像を見て「そういえば、戦闘機は船から出撃していたんだよな」
そんな低レベルなところで「ほほぉ」となるおバカさんっぷり[ふらふら]
ただ、この映画や原作の見どころは人間の中にある心。

一個人に対する想いは人それぞれ。
臆病者・卑怯者と言われていた宮部さんも他の人目線だと
とてつもなく素晴らしい人物であった。

私も『永遠の0』のもうひとりの主人公である佐伯健太郎と同じく
血のつながりのある祖父と思っていたおじいさん(母方)は実の祖父ではありません。
事情は違ってもその辺もこのストーリーに興味を持ったところもあります。
実の祖父とは会った事はないんじゃないかと思います。
おじいさんとは隣に住んでたので一緒に暮らしていたのと同じような感じ。

亡くなったのが小学校1年生の時だったので、
戦争の話を聞いてもピンと来なかったことがあるのを薄っすら覚えています。
衛生兵だったそうです。
亡くなったのはまだ60代だったのですが、もっと長生きして欲しかった。
話をもっと聞いてみたかった。

この本を書かれた百田さんがおっしゃっているように、
太平洋戦争を経験された方がこの世からいなくなる前に
残しておくべき事があるのを実感しました。

決して戦争や特攻を美化している訳ではないと思うのです。
特攻とテロを同じと見るのはダメだと感じました。
同じと思う人の意見は否定しません。
ただ、特攻の方々が「お国の為」ではなく「愛する人の為」であった事は
忘れてはいけない事であり、その人たちの犠牲の上に今の自分がいる。
母方の実の祖父、育ててくれた祖父、どちらもいてくれたから
今の私はこの世に生まれ、この歳まで生きてきた。

綺麗な青空の上で空中戦が繰り広げられていたシーンに涙が溢れた。

パンフレットでこの映画に携わっているスタッフの方々が
同世代だという事にも驚きました。
歩いて行ける映画館で上映していたら、また観たいんですけどね。

現代パートと戦時中パートの役者さん、ほぼ素晴らしいです。
今年5月に亡くなった夏八木勲さん、さすがの演技でした。
現代の大石役は見事にハマっていました。
公開前に亡くなられたのは非常に残念です。
あなたの素晴らしい演技をもっともっと観たかったです。
ご冥福をお祈り致します。

今、生きていることに感謝しつつ、
ブックオフ行きを予定していた原作本は手元に残す事に決めたのでした。

何てオチだ・・。



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ウルヴァリン:SAMURAI [映画]

昨日、会社からイラッとする電話がありました。
この事はまたネタにします。

ストレス解消に、映画を観に行って来ました。
アメコミものはあまり好きじゃなかったんですけど、
たまに観ると「面白い」と思う時があります。
これって、やり方に疑問を感じつつも
悪をやっつけてくれるところがスッキリするんでしょうね。

さて、“SAMURI”って付くぐらいですから
日本が舞台であります。
ツッコミどころ満載ですが、それは仕方のない事なので笑い飛ばします。

真田さんやメインで登場する女性、マリコ役のTAOさんやユキオ役の福島リラさんなど
日本人が日本人を演じているシーンは観ていて安心します。
TAOさん、福島さんは海外でも活動しているので、英語も日本語もペラペラ。
若干棒読みなのは経験不足なので仕方ないですね。

欧米の方から見るとアジア人って同じ顔に見えるんですよね。
なぜか日本人同士の会話が英語だったり、
日本人役の人の日本語がカタコトだったりするのは気になりました。
日本人の役者さんに英語が出来る人が少ないって事ですね[たらーっ(汗)]

“侍魂”みたいなのを表現したくて
“SAMURAI”ってサブタイトルが付いたんでしょうけど
ちょっと違和感はありました。


軽くネタバレ

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素敵な年齢の重ね方 [映画]

本日も予約投稿でございます。
子供の日ですが、熟年(老人とも言える[たらーっ(汗)])のお話。

『マリーゴールドホテルで会いましょう』という映画を観てきました。
単館系なので、それなりな映画ファンでないと観ないかも?
小さなシネコンですが、色んな場所で上映されている大作映画よりも
大勢のお客さんが入ってました[ぴかぴか(新しい)]

イギリスの訳アリな男女7人がインドの熟年向け長期滞在型ホテルに
申し込むところから話が始まります。

マリーゴールドホテルは眺めの良いテラス、
歴史を感じる建物の中で穏やかな日々を・・・

そんな謳い文句とパンフレットに惹かれてきたものの、
実際はそんなものは完成してなくて、ドタバタ劇開始[わーい(嬉しい顔)]

イギリス領だったこともあって、英語を話すインド人がいても
違和感がないところがすんなり入っていけるポイントでもあります。
ただ、カースト制度の影響が残っているらしく、
映画の中でも身分格差が色濃く出ているのが感じられました。

さて、登場人物は全て英国の大物女優・俳優の方々。
マニアにはたまらないっす[ハートたち(複数ハート)]

騒々しいという言葉が相応しいインドに困惑する、熟年男女。
順応していく者もいれば、それに耐えられない人も当然いる。
その辺の心の動きが興味深い。

抱えていた秘密から開放された人、頑なな心を解き放った人、
7人それぞれが、自分の幸せを見つけていきます。
いくつになっても、幸せは見つけられる。
何が幸せかは人それぞれだしね[黒ハート]

主要登場人物の実年齢、最高齢は1934年12月生まれの
ジュディ・デンチとマギー・スミス。大好きな女優さんです。
お2人を見ていると、皺も美しいと思えるのです。
最近皺を取るためにボトックス注射をする
高齢者が増えてるような事をTVでやってましたが、
ちょっと違うな。と思っているのです。
暫くすると元に戻るし。
ま、本人がよければOKですけど。

白髪で騒いでる私、まだまだだな。

泣いたり、笑ったり、色んな経験を重ねていって、
お2人のような素敵なおばあちゃんになりたいです。
そこまで長生きしなくてもいいけど[わーい(嬉しい顔)]

本当に、素敵な映画でした。

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